どうも、ささたつです。
あなたは棒灸を知っていますか?
紙の筒にもぐさをぎっちり詰めたもので、
見た目は「でっかいタバコ」みたいな感じのものです。
せんねん灸の会社からも棒灸を使いやすくした『琵琶湖A型』があります。
今日はこれの使い方を紹介します。
琵琶湖A型のおすすめポイント
・肩や背中など、ふだん手の届かない場所にもお灸できる
・長い時間温められるので冷えの強い場所に良い
頭やおへそなど、髪の毛があったり凹凸のある場所にもできる
髪の毛がある頭にもできますし、首とか顔の近くとか台座灸だと危なくってできなかったような場所にもお灸をすることができます。
ただ、頭にできるのはいいんですが、においが髪の毛にかなり残ります。
シャンプーしてもなかなか落ちづらいこともあります。
なので、直接やるのではなくいらない手ぬぐいなんかを頭に乗せその上から棒灸で温めてあげるとかもおすすめです。
お腹を温めるのにも棒灸は最高にいいですね。下痢の時なんかにはおへそを温めてあげると和らぎます。棒灸でおへそを優しい温度でじんわりじっくり温めてあげるのがいいですね。
他にも普段お灸で温めることはない『耳』を温めてあげるのにもおすすめなんです。耳には耳ツボというのがあって、身体中の反応が合われる場所と考えられています。細かくみていくとポイントはあるのですが、難しく考えず耳に被せるような形で棒灸で温めてあえれば大丈夫です。とっても気持ちいいですよ!
肩や背中など、ふだん手の届かない場所にもお灸できる
さらに、付属の器具を使うことで手の届かない場所にもできる優れもの。
棒もぐさを差し込める似たような商品はほかにもあります。ただ、琵琶湖A型につける取っ手のカーブが程よいんです。
肩とか背中や腰といった自分では届かない場所でもお灸することができます。
これは本当にありがたいですね。
やっぱり背中が凝りやすい、辛くなりやすいという人は結構多いですし、そうじゃなくても、背中のあたりを温めであげると体全体が緩みやすくなります。 背中、大切です!!!
長い時間温められるので冷えの強い場所に良い
棒灸は冷えにはもってこいです。
冷えの強い人ですと、台座灸を1個やったくらいだと全然歯が立たないこともあります。
もうちょっと温めたいのに終わっちゃった。なんてなりがちですが、棒灸だったら長い時間温めることができるので、冷えの強い人でも気持ち良い温かさを感じます。
あとは風邪の時なんかも、首の後ろにある大椎のあたりをがっつり温めてあげたいのですが、台座灸だと時間がかかります。
その点も棒灸だったらいい感じにお灸の熱を入れることができます。やりづらい首の後ろですが付属の器具でそこの問題も解決。
最高ですね。
琵琶湖A型の使い方
・棒もぐさ(6本)
・安全具
・火消しキャップ
・二つ折り腕
・もぐさ補助棒
・紙テープ(6枚)
手順1:本体に棒もぐさを差し込み、押し出す
そのまま、上から差し込むだけです。
棒もぐさに上下はありません。
手順2:押し出した棒もぐさの先端に火をつけます。紙は破らずにそのまま使う
先端に火をつけましょう。火が付きづらいのでしっかり火で炙ります。
この時、棒もぐさに巻いてある紙は破らないでください。
紙をはがすともぐさがボロボロ崩れてきて、火をつけたときに危ないです。
手順3:火が付いたら棒もぐさを引き上げ、本体に安全具をつける
火が付いたら、棒もぐさを引き上げ、安全具をつけます。
琵琶湖本体の金具と安全具の溝を合わせて回し、固定します。
落ちないようにしっかり固定されているか確認してください。
安全具があることで、灰が落っこちてしまっても皮膚に落ちないようになっています。
棒もぐさの先端と金網の距離は、2,3㎝以上離してください。
手順4:ツボを覆うようにかぶせ、棒もぐさの位置を調節する
目的のツボを温めていきましょう。
持つ場所は本体の上部で、せんねん灸琵琶湖A型と書いてあるところです。
穴の空いているところを押さえると熱くて火傷する恐れがあるので気をつけてください。
火がついて2,3分ほど経てば温度が安定してきます。
その段階で、もし熱ければ棒もぐさを引き上げ温度を下げ、
ぬるければ棒もぐさを押し出すことで温度を上げることができます。
心地よい温度を感じる位置を探しましょう。
手順5:使い終わったら、火を消す
使い終わったら、火を消しましょう。
本体から安全具を外し、棒もぐさをの灰を灰皿に落とします。
本体ごと火消しキャップに突っ込みます。
さらに棒もぐさ火消しキャップに押し付けます。
そのまま、5分ほど置いておけば火は消えます。
※火消しキャップに入れてすぐは消えているように見えて、もぐさは中でまだ燃えています。すぐ取り出すとまた火がついてしまいます。
その他、付属品の使い方
二つ折り腕
肩や背中など手の届きづらい場所にお灸するときに使います。
・まず、分かれた二つ折り腕をくっつけます
・琵琶湖A型本体の上部に上からかぶせるようにはめます
もぐさ補助棒、紙テープ
棒もぐさをが短くなってきたときに使います。
・短くなった棒もぐさの燃えていない側にもぐさ補助棒を刺す
・棒もぐさと補助棒を紙テープで固定する
使用上の注意
・煙と臭いがかなり出るのが棒灸のデメリット
煙が多くでるので、換気をしっかりしましょう。
家族からクレームがきます。
思ってるよりでます。
大量のもぐさを燃やすのでどうしても煙は避けられないのですが、質の良いもぐさを使った棒灸を使うことで、においの程度は軽減することができます。おすすめなのは棒灸irodoriシリーズのTOKIWAです。もぐさに含有される雑物を徹底的にカットすることで、嫌なにおいが少なくもぐさの香る棒灸です。TOKIWAには点灸にも使えるレベルの最上級のもぐさを贅沢に使用しているため安定感抜群の火力でありながら繊細なお灸の温熱を可能にしてくれています。
・熱さを強く感じたときは場所を移動するか使用を中止しましょう
慣れないうちは短い時間から始めた方がいいですよ。
ほどよい暖かさが気持ちよくつい長くやってしまうこともあると思います。
しかし、
やりすぎるとだるくなったり、ボーっとなったり、症状がかえって悪化してしまうこともあります。
特に皮膚の敏感な人は、皮膚の状態を見ながら使用してください
下手すると、低温火傷になります。
きもちいいからって、やりすぎは注意が必要です!
・急性の痛みには使わない
棒灸に向いている症状は、筋肉のコリ、冷え、慢性的な痛みです。
凝り固まった筋肉を温めることで血流が良くなり、筋肉がほぐれやすくなりコリや冷え、痛みを和らげてくれるわけです。
気をつけなければいけないのは急性の痛みや痛みの激しい症状の時です。
捻挫やぎっくり腰のような急性の痛み、じっとしていてもズキズキ痛むような時はかえって症状を悪化させてしまう恐れがありますので使わないでください。
ここら辺の判別を間違えてしまう人がいるので注意してください。
良くわからなければかかりつけの鍼灸の先生に相談したり、すごい弱い刺激で試してみて、どう体が変化するか観察してみてください。
・灰を定期的に落としてあげる
灰が棒もぐさの先端にだんだん溜まってきます。
そのままにしておくと、熱量が下がるのと、安全具があるとはいえ灰が落ちてくる恐れがあるので5~10分に一回は、安全具を外して灰を落としましょう。
網があるので直接大きい灰が皮膚の上に落っこちることはありませんが、細かい灰は落っこちてきます。細かくても火種が当たれば火傷になりますので気をつけましょう。
Amazonのレビューを見てての考察
参考までにAmazonのレビューを一通りチェックしていたら、低評価の中にいくつか棒灸ホルダーと安全具の部分がゆるくなって外れてしまうというような内容のものがいくつかありました。
もしかすると、木でできているものなので製品の中にはゆるくなりやすいものがあるのかもしれません。
ちなみに私は琵琶湖a型を1年以上つかっていますが全くゆるくなるようなことはありませんでした。
でも、もしゆるくなってもある程度何とかすることができると思います。
棒灸ホルダーと安全具の固定は、ホルダーの方にネジを差し込んでつくった出っ張りがあって、安全具の方にそこにあう溝がありうまく差し込み回転させることでこれ位されるというものです。
このネジの部分をドライバーで少し緩めることでゆるくなったのを直せます。
試しに少し緩めてみたところ締め心地がキツくなりました。
さて、いろんな言いましたが、使用方法を守って使えばとっても気持ちいし効果もありますのであなたもチャレンジしてみてください!
分からないことがあったらコメントください!